目覚めたら 誰もいない

何処か遠くの神社にいるのか

日の出まで26分  5分で支度しな

あの歩道橋の先が東の空

朝ご飯なんていらない

家の鍵を閉めたら 一人で行け

東に向かって走れ

不可能ではない距離感

人はみんなあの橋の上に集っている

東に向かって走れ

死に物狂いの生命

人は今日の朝日だけは特別と思う

ビルの隙間に  陽

紅く燃ゆる太陽が昇る

日の出まであと少し  休んでたら見えない